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第7回アスパラガスの会レポート


第7回 アスパラガスの会「つどい」

日時:2010年5月31日(土) 14時から15時45分
テーマ:『なぜ一人ぼっちになるの?~友達の作り方がわからない~』
参加人数:男性10名 女性10名  計20名(内 スタッフ3名、非当事者3名)


☆ショートスピーチ☆

今回も希望者がいなかったため、当会の主宰、狸穴猫(まみあなねこ)がいたしました。

・小さいころから、どうやって友達を作ればいいのかわからなかった。
・共感できないので、友達の概念がわかりにくい。

  ↓

アスペルガー障害や高機能自閉症をお持ちの方にとっては、無理して親しい友達を作ろうとすればするほど
気疲れしたり、関係の悪化につながってしまう。

  ↓

では、趣味が合うとかとっつきやすいところから人付き合いの仕方を学んでいけばいいのでは?


<友達作りのポイント>

・友達をつくると意気込むよりは、人付き合いの仕方を学ぶという方向に考えを変えていく。
・すべてを相手にあわせようとしない。
・相手の属性(性格・趣味など)によって付き合い方を分類していく。 



☆グループディスカッション☆

今回は、参加者の方に書記をお願いしました。
書記を担当してくださった参加者の方、どうもありがとうございました。

<狸穴猫(まみあなねこ)グループ>

当事者男性 4名
当事者女性 2名(内 スタッフ1名)
非当事者  1名


当事者男性Aさん

・友達の概念がわからなかった。
・小学校~高校まで友達が出来なかったが、専門学校に行って初めて友達ができた。
・今でも、女性との付き合い方がわからない。

当事者男性Bさん

・友人はいない。
・高校までいじめに遭っていた。
・女性と付き合ったことは無く、お見合いしてもうまくいかない。
・自分のどこを変えればいいのかわからない。
・他人と何を話せばいいのかわからない。

当事者男性Cさん

・高校までいじめに遭っていた。
・大学で友人が出来たのは、クラスという枠組みが無く、付き合い方が限定されなかったからだと思う。
・女性と付き合っても、自分が淡白でうまくいかない。
・怒らさないようにと考えると話せなくなってしまう。
・人付き合いにはマニュアルが無いので疲れる。

当事者男性Dさん

・友達の概念について。
「友達=金銭の絡まない付き合いが出来る人?」

・いじめに遭った事はない。
・人を見下していた節があった。
・最近、自分の情緒の発達が遅れていると気づいた。


当事者男性Dの奥さん

・Dさんがアスペルガー障害と気づくまでは、会話がちぐはぐしていた。
・Dさんにはっきり言わないと気づいてくれないことに悩んでいた。
→狸穴猫のコメント
「悪気は無いという信頼関係はありますよね。」



ーここからは、人付き合いの悩みについてー


・怒られていることがわからない。
・知らない間に人を怒らせてしまう。
→当事者男性Cさんのコメント
「怒らせてしまったときは形だけでも謝るようにしています。」

・上から目線でしゃべっているといわれる。
→狸穴猫のコメント
「説明が長すぎる傾向にあるからだと思うのですが。」

・話すうちにどんどん目線を下にしてしまう。
・人の目を見ると気が散って話せなくなってしまう。
→狸穴猫のコメント
「目を見るタイミングが図れないのでは?」
「目を見ることと見ないことを繰り返すといいらしい。」

・長い付き合いになってくるとしんどくなってくる。



<奈良人(ならんど)グループ>


当事者女性 4名(内 スタッフ1名)
非当事者  2名(男性1名 女性1名)


非当事者女性(夫がアスペルガー障害)

・夫はみんなと仲よさそうにするのが得意に見えるが、その反面、友達がいないと悩んでいる。
・適当に話すことはできても、関係が長続きしない。
・連絡を進んで取らないので、いつのまにか自然消滅している。


当事者女性Aさん

・(配布した資料を見て)「いつも一人でいたがるAさん」って、すべてわたしのこと?!
何で私のことをわかっているの?と思うぐらい、ぴったり当てはまっている。

*配布した資料
講談社「大人のアスペルガー症候群」 梅永雄二・佐々木正美 監修  の 22・23ページ


・友達の概念がわからない。
・幼稚園のときも一人で遊んでいたので、先生が気を遣って来てくれてはいるもののその理由がわからなかった。
・思春期になって一人でいてることがまずいと感じ始め、過剰に空気を読もうとしていた。
・一人でいるほうが楽だけど、一生一人ではいられないという矛盾の中で気持ちが揺れ動いている。


当事者女性Bさん

・幼少期は一人で遊んでいることが多かった。
・小学校でも、いつも遊んでいたのは1人か2人しかいなかった。
・中学、高校になったら小学校のときに遊んでいた友達とも連絡をとらず、関係が自然消滅してしまった。
・就職してから、人脈が大事といわれ、過剰に適応しようとして疲れてしまい、話に乗れなくなっていた。
・連絡を取り合うことができない。
・自分の内面を打ち明けられる人というのを求めすぎて、友達がつくれなくなってしまった。
・雑談ができない。
・自分で役割と決めて話せるだけで十分かなと思った。


当事者Bさんの婚約者

・Bさんは、友達を作ろうとして積極的に行動に出ているが失敗してきている。
・僕ら(定型発達の方)は、第一印象(先入観?)で人を判断していると思う。
・Bさんは、自然体でやっていくほうが理解者が増えていいのではと思っている。
・(Bさんを見て)最初は、とっつきやすいと思われるが、付き合いが長くなるにつれて
第一印象とのギャップが大きくなり、周りの人がついていけなくなっていって
Bさんから友達が離れていってしまう。


当事者女性Cさん

・友達づきあいが続かない。
・趣味のつながりだと、イベントで会うこともあるが、イベント関係以外の雑談が出来ない。

・自分の内面を誰にでもわかってほしいと思ってしまうので、初めて会った人にでも
すべてをさらけ出そうとして引かれてしまう。
奈良人(ならんど)のコメント
→人との距離感がつかめてないのでは?

・第一印象はいいが、だんだん付き合いが長くなるにつれて右肩下がりに印象が悪く見られてしまう。
・見た目が悪そうな人のほうが得してるのかなと思う。
→見る人が勝手にイメージを作ってしまってるのでは?

・環境が変わってしまうと、関係がなくなってしまう。


ーここからは、人付き合いの悩みについてー

・趣味でだとつながれるが、それ以外の話題ではつながれない。
・あまりにも周りに合わせすぎて、自分の意見を持っていないように思われる。

・同じ話題を話しているつもりでも、ぜんぜん内容がずれてしまう。
・こちらは、興味を持って話していても、興味がないように思われる。

  ↓

*ずれてしまう理由

定型発達の人→感情を前面に出して話す。相手を立てて話をする。
当事者の人→あった出来事の報告で終わってしまい、相手に対するフィードバックが無い。

→つまり、ニュアンスがちがう。

さらに、オチもなく話がぶった切られる傾向にあるので、話がつづけられなくなってしまう。
結果的に興味がないと思われてしまう。


・共感することがむずかしい。
・自分のことばかり話してるので、たまにはこちらの話も聞いてほしい。
・相手がつらいと言ってきたときにアドバイスをしてしまい冷たい人と思われた。

→非当事者女性さんのコメント
「私たち(定型発達の人)でも、聞くだけっていうのは難しいことだと思いますよ。」
「相手は、大丈夫?といってほしかったんじゃないですか?」

・他人に興味が無さ過ぎる。
→当事者女性Cさんのコメント
「他の人も、そんなに他人に興味は持ってないと思います。」

・人の話を聞くという発想がもてない。
・顔が覚えられない。
・友達に理想を追い求めすぎて腹が立ってしまう。
・さびしいという感覚がわからない。


ーどうしてつきあいにくいのだろう?ー

・現代社会に、コミュニケーション能力を求められすぎる傾向があるからでは?
・なんでもかんでも一般化しすぎてるのでは?
→「いっそのこと、友達なんか多くなくていいと開き直っちゃえ!!」

・自閉圏の人は気持ちのガードが甘い人が多い?


<デジタヌグループ>

当事者男性 4名(内スタッフ1名)
当事者女性 2名


デジタヌさん

・学生時代、友人だと思っていた人に卒業文集で妙なことを書かれて「友人じゃなかったのかな?」と思った。


ー人付き合いの悩みー

・顔が覚えられない。
・同じ人でも、学校や職場と違う格好をしているとわからない。
→ちょっとでも違うと「違う人」と脳が認識?!

・自分の不調を相手に言ったら「甘えてる」といわれた。
・同じことをしてないと嫌われてしまうという不安から、聞こえていないのに生返事をして返って気まずくなった。
→当事者男性Eさんのコメント
「できることとできないことをキチっと打ち出しています。」

・趣味の友達に私情を挟まれてるとイライラする。
・趣味の友達に私情を持ち込んで、嫌われて関係がなくなってしまう。
・「親友はこうあるべき」と型にはめてしまい、そこから外れると腹が立つ。
→距離感がうまく取れない?!

・さびしいから友達がほしい。
・さびしいという感覚がわからないので、一人でいるほうが楽。

・第一印象が悪くないので、会社の面接に通るが仕事が長続きしない。
→デジタヌのコメント
「もしかして、PDDの人は八方美人なのかも。」



☆今回の雑記☆

アスパラガスの会も2年目に入りまして、ようやくちょっとづつ形が出来てきたかなと思います。
今回は、スタッフ含め20名という大盛況で終えることが出来ました。

友達づきあいに関して、いろいろ悩みを語ってくださいましたが、友達の概念も付き合い方も考え方もさまざまで、
逆にこちらが勉強させていただきました。
そんなこともあり、今回は脳内再生するのに時間がかかってしまいレポートが遅れてしまいました。
誠に申し訳ありませんm( __ __ )m

スピンオフの4コマ漫画を、奈良人(ならんど)のブログで掲載させていただいておりますが、みなさんの話を聞いて
ネタが膨らみすぎてまとめ切れてないので、まとめきったらまた連載再開させていただこうと思います。

次回もぜひ、皆様のご参加をお待ちしております。
気候が安定せず、体調も整いにくい時期になりましたが、どうぞ御身体を大事になさってくださいませ。


<書記:奈良人(ならんど)>


テーマ : 発達障害
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

アスパラガスの会 実行委員会

Author:アスパラガスの会 実行委員会
アスパラガスの会は大阪南部を拠点にする、広汎性発達障害当事者による自助組織です。2ヶ月に1回の「集い」をベースに活動しています。

アスパラガスの会HPご案内
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